「月極駐車場を借りているのですが、ある日無断駐車され、それを管理会社に相談したら自分で警察に通報してと言われたのですが、それは普通にあることですか？」 というご質問がありました。
まず、自分がどこか月極駐車場を借りていて、帰った時に誰か知らない人の車が駐車してあれば、ポケットからスマホを出して119番緊急通報して、PC派遣要請、ポリスカーの派遣をするかなあ～ と思います。
「現場に警察官を向かわせます」 と言われるので後は待っていて、発煙筒は今は非常信号灯になっているのでそれをもっていて、パトカーが来たら「こっちです」 と誘導し、月極駐車場の面している公道が交通量多いとかであれば、敷地内にパトカーを誘導する。
後は、「こんにちは」 と運転免許証を差し出して、「ここはフェンスで営業範囲を示してあり、出入り口にはデカい看板で月極駐車場と営業所目を名乗ってあり、私の借りていますこの場所にこのように知らない人が駐車し車両放置されていますので頭のおかしな人だと判断し、110番緊急通報に至りました」 みたいに通報に至った理由などを説明する。
現場に派遣された警察官は捜査した結果を通信指令センターに報告しますので、「今所有者に連絡を取りまして現場に出頭させるように手配しています」 とか言われます。
後は待っていれば、そこに小走りで慌てて走ってくる人が来て、「すみませんでした」 とか言われるので、そこに駐車した正当な理由があるのか？ を警察官が確認されます。
後は、運転免許証の提示、車検証の提示、車内に禁制品をもっていないか検査、などをされたりして敷地外に排除されます。
もしも、警察官に「どのような対処を希望されますか？」 と訊かれたら、「不法行為などで敷地外排除まで」 と言ったりします。
よく「車の運転は手続き記憶」 と言ったりするじゃないですか。
それと同じで、「あなたがこんな真似したら私ども警察官が呼ばれてやってきて、こういう事態になるんですよ」 と説明した上で敷地外に排除する。
その経験を学んでその人は、次回無断駐車する時にその経験を思い出したりして、警察沙汰になるのでやめよう～ とか考える事になる。
口頭で正規の賃借人がやらかした人に注意すれば、その人は「誤れば済む問題なんだ」 と覚えてしまう。
警察を呼ぶというのは、その人に世の中の道理を教えてあげているだったりするのです。
早ければ、警察官が現場に到着して10分とか15分とかで解決する。
警察のシステムは、ハクション大魔王と同じで、「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」 と警察官が登場する。
通報者は自分で、「これは警察のお客さんかなあ」 と判断したので実際に自分のスマホで110番緊急通報したりしているだけの話なのです。
例えば、私が賃借人で被害に遭った時に「この問題を解決したいので援軍を出して」 と警察に依頼しているだけの話なので、警察官は私有地の月極駐車場に立ち入るのにわざわざ管理会社の許可を取る必要もない。
なぜか？
110番緊急通報の入電というものがあり、通信指令センターがPC派遣要請の要件を満たしていると判断した結果、捜査に向かっただけのお話なので、それを解決した後でも警察官は管理会社に報告する義務も必要ない。
あるとすれば110番緊急通報した私が、「こういうことがありましたので110番緊急通報してPC派遣要請し、警察官を呼んでこういう風に問題解決しました」 と管理会社に報告するという、”事後報告” をするくらいです。
それじゃあ、後日、管理会社に賃借人が相談したりした時に、管理会社の人は最寄りの警察署に相談に行ったりしたとします。
その場合、すでに現地に無断駐車された車もないですよね？
事情を聴いても、事件性がないと判断されればそこから警察は捜査をしないと思います。
現地に車があるとして、その時に管理会社の人に緊急対応を求め、駆け付けその不動産管理会社の人が110番緊急通報して解決したとします。
その場合、依頼した人は、”緊急対応費用” というのを支払ってくれるのでしょうか？ という問題もある。
後は、車の運転者は、”救護義務” というのがあります。
運転中に事故でもあれば、それは運転者が自分で警察に通報したり、救急車を呼ばないといけない。
車を運転している道路に誰か知らない人が倒れていれば、運転と中止して、119番通報して救急車等を呼ばないといけない。
110番緊急通報するというのはできないといけないかなあ～ と考えられるのですが、それができないので管理会社にやって欲しいと言われたら、キリがないと思うのではないでしょうか？
月極駐車場に帰った時に無断駐車があり、「これは警察のお客さんかなあ」 と判断して110番緊急通報をしてPC派遣要請をする。
それは、俗にいわれる”現物対応” と呼ばれるものです。 そこに不審車があるので不審者がいるので捜査するか～ みたいな感じ。
現地に警察官が行き、現場を目視確認し、通報者の主張のようにたしかに無断駐車されていると判断すれば、車の所有者情報は捜査対象となったら保護しなくて良いという”個人情報保護法” があるので、瞬時に所有者は割り出しできる。
警察官が現認した場合、民間人のように証拠写真とか撮影しなくて良いので、スピーディーに捜査が進み、警察のお客さんと判断したら警察署に出頭させることもできますし、運転免許証の提示をさせるとかもできたりします。
仮に110番緊急通報して、その間にやらかした人が戻ってきて、「今警察呼んだのでそこにいてください」 と言ってもそのまま走り去るとかして、その後にパトカーが来た場合、「もう走り去りましたか。 また何かあれば通報してくださいね」 と終わるじゃないですか。
そんな感じですので、その車が走り去った後とかに警察署に出向いて相談しても、すでに車はないわけである意味解決しているともいえるじゃないですか。
リアルタイムで被害を受けている時に110番緊急通報するのは有効なのですが、それが終わった後に警察署に出向いても、事件性はないとか言われてたぶん終わる。
そもそも、その根幹にある本質的なものとして、「車の運転はしますが、自分は110番緊急通報なんかできません」 という部分が矛盾しているというものもある。
月極駐車場を貸しているという管理会社の人が警察に出向いたりした時に、「車の運転はするのですが、110番緊急通報はできないという賃借人がいて、こういう相談がありました」 と真顔で警察官に言えば、「運転しているのも問題あるし、そんな人に貸しているというのも問題あると思いますよ」 と言われるとそれで終わりとなる。
管理会社から見た視点では、「今被害に遭っているのですぐに来てください」 と電話をもらって駆け付けたとしても、その緊急対応費は支払ってもらえないと思うのです。
それだけでなくて、「警察に相談に行って」みたいになれば、自分で警察に通報できないような人が普段運転していると知っていて、そんな人に月極駐車場を貸しているのも問題ですよ～ みたいな感じもあるので、板挟みになる確率が高いと考えるので、「無断駐車されているのですか？ そうですか、じゃあご自分で警察呼んでください」 と言うのはある意味正解だったりすると思いますよ。
「今自分は無断駐車の被害に遭っていて、絶対に頭のおかしな人だと思う」 と自ら自分のスマホで110番緊急通報してきた人がいるとします。
通信指令センターの警察官はその通報者が現地から発信していると端末見れば通報者の位置情報でわかるし、会話の信ぴょう性などを考え、PC派遣要請として受付パトカーを出すのはできたりする。
不審者というのは実際に現場に警察官を向かわせた時に、ほんとに空き巣をしている犯人であったり、下着泥棒とかだったりすることもある。
でも、過去形でそれを言われてもすでに車がないわけで、「それを捜査しても意味ないよ」 となるとかある。
管理会社の人も、1度善意で対応してあげたとしても、その人が間違ってそれが普通と覚えてしまうと何度も電話してくるとかあると思う。
「自分で警察に通報して」 と言われた時に、何か突き放された感じがあって嫌な感じをされたと思うのですが、そもそも車の運転者は、救護義務と言う部分で、自分1人で警察に通報するとかできないといけないというものがあったりする。
例えば、ご主人がいて、奥さんが免許持っていなくて、「これから運転免許を取る」 と言い出した時に、奥さんが自分で警察を呼べない人だと、「運転しない方が良いと思うよ」 と言ったりすると思う。
会社でも、「私は普段運転しないペーパードライバーですし、いざという時に警察に自分で呼べないです」 みたいな人がいた時に、仕事で運転させないと思います。
世の中には、「私は自分で警察に110番緊急通報するのはちょっとできなくて」 みたいな人がいる。
そんな人にお伝えしたいのは、自分で電話したり直接解決したりしない事で気づかない事がある。
それは、自分で110番緊急通報して解決している人は、自分が電話するのが得意であるからやっているわけではないという事。
後、110番緊急通報というのは、相談するところではないってご存じですか？
例えば、自分のスマホや携帯電話をポケットから取り出して、「私の契約している月極駐車場に帰ったら、無断駐車している人がいて困っています」 と深夜に言ったら、「それは警察は対処しません」 と言われてしまい、その後数時間バッドを持ってその駐車場でずっと、何時間待っても誰もこないので夜中にほかのコインパーキングに駐車してから家に帰ったと言っていた人がいました。
「モノ（車）がそこに置いてあり、自分でどうしてよいのかわからない」 みたいにテンパった感じで110番緊急通報したりしますと、「それはお困りでしょうから私ども警察官がいきましょう」 みたいには言われない。
モノが置かれて、車両が放置されているのでそれを何とかします～ みたいな前提でパトカーが出る事はないのです。
あくまでも、「私は頭のおかしな人がやっていると思う」 という対象を”不審者がいる” という不審者通報で110番緊急通報しているのです。
モノを対象としているのでなくて、通報は不審者という人を対象としていますので、それで警察が現場に出頭させるとかして、「どんな人なのか？」 と捜査しているのです。
酔っ払いが同じマンションとかで騒いでいるので注意して欲しいと110番緊急通報している場合も一緒ですよ。
そこにパトカーが1台行って、現場を見て、注意するという事ができる。
本人がそこにいるわけですので、警察官が到着して早ければ5分とかで終わって帰るじゃないですか。
それと一緒で、無断駐車でも車がそこにあるという事はそばにその不審者がいると考えられるので所有者を調べる事で出頭させるとかできるのです。
その為、現物で対応してもらっているのです。
そこが理解できないといけない。
後は、車の運転には、救護義務という、交通事故に遭った時などに自分で携帯等で110番緊急通報するとか、119番通報するとかできないといけないとなっています。
管理会社が月極駐車場の賃借人に相談されたからと行って最寄り警察署に行って、「実はお客様からこんな相談されてまして、なぜかその人が大人なのに自分では警察に通報ができない人らしくて・・・」 と説明していきますと、事件でないのであれば放っておけば？ みたいになると思うのです。
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